よむこと、かんじること、

左手にはいつも子どもを抱っこ、暇した脳ミソが本を読み考える。

せっかちな私へ

ブラウザの表示に時間がかかっているとき。

LINEが既読にならないとき。

雨で電車が少し遅れているとき。

あー!もう!早く!!と思う。

 

でも10年前なら?ブラウザの表示スピードなんてもっと遅かったはず。メールは相手がいつ読むかいつ返してくれるか分からないものだったはず。

 

私たちはいつからこんなに待たなくなってしまったんだろう。

 

 

期待せずに待つことは難しい。待った先には良いことがあると信じてしまう。いや、何もないかもしれないと自分に言い聞かせる。また希望がむくむくと湧いてくる、また否定する。

だから待つ人は寛容。

 

 

子育ては待ちの連続。靴を履くのに時間がかかる、昨日5分で出来たことが15分経っても終わらない、そんなことばっかり。

靴を履けない人はいない、ご馳走さまができない人はいない、三年後にはきっとふつうに出来るようになってる、そんな事は分かっている。

それをじっくり待つ、なんて、それがなかなかできないのです。

 

「待つ」ということ (角川選書)

「待つ」ということ (角川選書)

 

 

2018.11.19読了