生きていくためには苦痛や恐怖に慣れるしかなかった
嬉しかったことは何度も思い出して咀嚼して、その喜びを味わうことができるけど、辛かったことはふと蘇ってきては苦味を残していく。
ふたごの「ぼくら」は嬉しかった思い出は心の奥の奥の奥にしまい込んで鍵をかけて、あとはただ辛さに慣れることで生き延びた。
- 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/05/01
- メディア: 文庫
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2018.10.19読了