よむこと、かんじること、

左手にはいつも子どもを抱っこ、暇した脳ミソが本を読み考える。

プレモルは売れてなくても当分勝ちである

プレミアムと聞けば、紺地に金のPREMIUMの文字が頭に浮かぶ。

メディアによって社会記号を代表する企業の定番が生まれ、それが報じられることによって人々もその企業が代表選手だと思いーどうやらその代表選手の指定席はひとつかふたつしかないのです。

 

プレモルのすごいところは、ビールとか飲料とかそういう商品カテゴリーを飛び越えて、商品のステージを表すものの代表選手になったことだろう。

 

商品カテゴリーの代表選手は、その商品カテゴリー自体の盛衰に大きく左右される。

商品ステージは、盛衰とは無縁であり、またどんな商品カテゴリーにも適応できる汎用性がある。

 

つまりこの代表選手は、ビール売り場で、お菓子売り場で、家電量販店で、あちこちで想起される。

 

これはブランドにとって大勝利である。

少なくとも今は。

 

 

欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)

欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)

 

 2018.1.20読了