よむこと、かんじること、

左手にはいつも子どもを抱っこ、暇した脳ミソが本を読み考える。

2018-01-01から1年間の記事一覧

私は広がった、そして遠くまで行ける

腕がなくなっても、私は私。 じゃあ脚がなくなったら? 私の範囲は今ある五体満足の皮膚の部分が一番端っこで、それより小さくなるしかないと思っていた。 「じぶん・この不思議な存在」(鷲田清一)を読んでからは、特にそう感じていた。 私そっくりのアンド…

緊張は口の中でピークを迎える

聞きにくいことを聞く。 聞いたら嫌な答えが返ってくるかも、いや、そもそも聞くことが嫌な結果を招くかも。 恋愛中でも結婚生活でも、友人関係や職場関係でも、そういう場面って絶対にある。 聞かなきゃと思っているときの緊張感。 最初の一言が、なかなか…

勉強とは:浮いた言葉が「言葉」としてピカピカする感覚

ちょっとした世間話だったのに、堅い言葉が出てきてしまうことがよくある。 先日子どもの名付けについて、夫と私のどちらが決めたのかと問われ、 「生物的誕生は女の私にしか出来ないから、社会的誕生である名前は夫に」 と答えると、笑われた。 こういう堅…